お茶に関する(効果効能や生活に役立つ)様ざまな雑学情報を発信しています。
No.011 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑤ *
【疑】 お茶は血圧を上げるの?
【答】ウソ
お茶の含有成分のタンニンには抗高血圧作用があります。血圧が上がりそうなときは、気を静めて熱いお茶で心も身体リフレッシュをお勧めします。
No.012 お茶に含まれるビタミンCの量はどのくらい? *
【お茶1杯分(約150ml)に含まれる含有量は約6mgです。煎茶100gあたりに置き換えると約250mgです、レモン果汁の約5個分、ピーマンの約3個分、ほうれん草の約4束分です。
No.013 「寿司屋」と「お茶」の関係
毎年夏になると食中毒関連のニュースがメディアをかけめぐります。昔から欧米人と違い日本人は生物を好んで食してきました、暑い夏の季節になると食中りに細心の注意を払ってきました。その顕著な例がお寿司屋さんでの大きな湯飲みにたっぷりとお茶が出される事です。これはお茶の持つ抗菌作用と抗毒素作用が、寿司の食材からの食中りの防止に大いに役立つことが昔から知られていたからです。また食事のさいお茶を飲む習慣は、高温多湿の日本の風土と食文化に合致した「先人の知恵」といえると思います。
No.014 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑥
【疑】 空腹時に濃い目のお茶を飲んではダメ?
【答】 ホント
濃く入れたお茶にはタンニンとカフェインが大量に抽出されるからです。適量のタンニン・カフェインは胃の細胞を刺激して胃液の分泌を促し消化を助けますが、この場合胃の粘膜を荒らし消化液の分泌を妨げげ、消化不良を起こしてしまう可能性があります。また胃腸の弱い人は下痢等を起こす場合がありますので特にご注意を・・・。
No.015 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑦
【疑】 藪(やぶ)北茶とは産地の名前?
【答】 ウソ
緑茶の品種の一つです。お米で云うならば 『ささにしき』 に匹敵する最高品種といえると思います。1908年静岡の杉山三朗氏により業界で画期的な改良に成功をしました、栽培コスト削減、旨味の充実とともに現在生産高No.1となりました。また同じ藪北茶でも立地条件により風味が違ってきます、言い換えればそれぞれの産地のお茶があるのはそのためからです。
No.016 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑧ *
【疑】 宵越しのお茶は身体に毒なの?
【答】 ホント
お茶にはタンパク質が含まれています、タンパク質は脂溶性のため急須から出したお茶には抽出されず茶葉に残ります。含有成分のタンニンには抗菌作用が有りタンパク質を保護しています。水溶性のタンニンは数煎飲むことによって茶葉に含まれなくなり、保護者のいなくなったタンパク質が腐敗を起こします。腐敗したタンパク質は容易にお茶の中に溶け出すため、腹痛を起こすこととなります。
No.017 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑨
【疑】 茶殻には何も含まれていないの?
【答】 ウソ
茶葉は全体の35~40%が水溶性成分、残りの60~75%が不水溶性成分です、言い換えれば茶殻に半分以上の天然成分が含まれている事となります。含有成分には植物繊維・脂質・ビタミンA・E・クロロフィル・タンパク質・等です。普段何気なく捨ててしまっている茶殻について見直してみる事をご提案します。また利用法、活用法に付きましては、後記 「改・でしゃばり雑学52」からにてご案内致します。
No.018 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑩ *
【疑】 『新茶』 と 『一番茶』 は同じなの?
【答】 ホント
新茶と一番茶は同じお茶の事を指しています。旬の時期5月から6月の時期を 『新茶』 呼びと、それ以降は新茶とは言わず 『一番茶』 と呼んでいます。またより専門的に云うのならば、お茶は通常年4回収穫され、4月後半から5月中旬までに摘み取られた物を 『一番茶』 と言い、最初に摘み取られるので 『新茶』 と呼ばれています。昔から新茶を飲むと一年間無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。この時期のお茶は一番味がのって美味しく仕上がっています。
No.019 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑪
【疑】 お茶を飲むと痩せられるの?
【答】 ホント
含有成分のタンニンには、脂肪の吸収を抑制する働きがあります、またサポニンにも同様の働きがあると云われています。タンニンとサポニンの共同作用によって肥満の予防が期待できると推測されます。また含有成分のカフェインは利尿作用もあり、タンニンには腸内調整作用もあり、お茶には便通効果があります。さらにお茶はノンカロリーですのでダイエットに効果大です。
No.020 お茶に関する『うわさ話』のウソ・ホント ⑫ *
【疑】 お湯かげんによってお茶の旨味が変わるの?
【答】 ホント
熱湯では苦く、低温ではまろやかな味わいになります。渋味や苦味の素のタンニンは低温では溶けにくく80度を超えると急激に解け始めます、また甘味の素のアミノ酸は低温で殆ど解ける性質からです。